モンスターカレンダー

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2006年11月アーカイブ

昨日の宿は長崎の中心思案橋のセンスの良いシティホテル。夕食は当然街に出て長崎ちゃんぽんを食す、酒を控えめにしたので体調はグッド。天気も良いので気分がいい。R202で佐世保を目指す、ハウステンボスに寄ろうかとも思ったのだがツーリング日和なので長距離走行することに決めた。大村湾、佐世保湾、特にこの日は海が美しい。佐世保では旧海軍基地内にある墓地に参る。伊号潜水艦殉職者碑なるものもあった、昔も今も重要な基地の町だ。佐世保から海沿いの県道で小佐々町の日本本土最西端の神埼鼻へ、見学者は若いカップルと私だけ、立派なモニュメントがあるのだがちょっと寂しい。日本本土ではちょっと弱いか。田平から有料の平戸大橋で平戸島へ、高台に平戸城が見える。観光コースなので道路もよく整備されている、ここでもちゃんぽんの昼食。やさしいおばさんの店だった。伊万里を素通りしグッと北上、朝市が有名な呼子から宿泊地唐津へ。よく走った。画像は平戸島散策コース観光資料館前。

島原湾の向こうには雲仙普賢岳の姿が、少し前の噴火の際には対岸の熊本にも火山灰が降り注いだそうだ。先ずは有明海をグルッと周る、落ち着いた町柳川では「どんこ船」が観光客を乗せて健在ぶりをアピールしていた。R270沿いの道の駅鹿島は泥んこ競技ガタリンピックの会場だ、訪れたときは引き潮で泥濘状態、楽しい催しだろう。諫早からR57、R251で島原半島を時計回りに走る、残念ながら長崎市内のホテルを予約してしまったので島原温泉は素通り。南串山町の公園で休憩中子供3人がやって来たので話しをした。小学校1年の男の子は将来お父さんと同じ漁師になるとか、4年生二人も同じだった。大きな魚が釣れたとき漁協にキャッシュで買い取ってもらったのが大きなインパクトとなって、忘れられないらしい。ちゃんと自分たちの町の日本一美味しいジャガイモのPRもしていた。記念写真を撮った、ピンボケのため掲載せず。

この日の予定は天草一周。宇土でR3からR57通称天草街道で天草五橋最初の天文橋を渡る、ここ三角から国道はR266となる。天草五橋の残る四橋を一挙に渡り上島へ、そこから東海岸を快走しループ橋が両側にある瀬戸大橋を渡り下島の玄関口本渡へ。ここからは東海岸の県道で牛深へ。ここは元同僚の故郷だ、彼の話だと橋のない時代は正に僻地、橋が出来て生活が一変したそうだ。ここで土地の人に道を教えていただいた、最初に発せられた言葉は「ばってん・・・」。よそ者の私にとっては感動ものだった、これぞ旅の醍醐味だ。画像は牛深名物ハイヤ大橋。天草半島は奥が深い、大江天主堂を観て帰り道の西海岸サンセットラインは途中ガケ崩れのため通行止、迂回したが道をを間違え一日掛かりの周遊となる。ヘトヘトの状態で宿泊地熊本に着いた。

指宿をスタート、先ずは薩摩半島の突端長崎鼻へ。開聞岳が美しい、戦地に赴く特別攻撃隊の兵士はどんな思いでこの山を見、飛び立って行ったのだろうか。R226で枕崎、野間半島を回り北上、R270市来町でR3に合流し川内(せんだい)市に到着。ここで寿司の昼食。大河川内川を渡り阿久根、出水、水俣を経て宿泊地の日奈久温泉へ到着。失意の種田山頭火がここを訪れた際、日記に「温泉はよい、ほんたうによい・・・」と記した温泉。この旅館は一昔前は一番の格式を誇っていたそうだ。名前のとおり優しい湯に落ち着ける客室だった。

長く海上生活を強いられたため陸に上がっても暫くの間フワフワ感が収まらなかった。宿泊場所を指宿に決め鹿児島をスタート、内陸部の知覧に寄る。町に入るとすぐに「十割そば」の幟が。すぐさまバイクを停め入店、ザル大盛を注文。ダシの色が薄い、気にせずズズッとやる、ううっ、なんだこれは。鯖節で取った出汁であった。大盛を頼んだ事を後悔する。ご主人が私の様子に「関西の方ですか?それじゃあちょっと食べ難いでしょ、醤油を入れて下さい。」と気遣ってくれた。なかなかインパクトの強い出汁であった。これ以来初めて行く蕎麦屋では大盛は頼まない。知覧の特攻平和ミュージーアム?では係の方の説明を聴き涙した、フェリーの中で高倉健主演の映画にもなった「蛍」を読んだせいでもあるのだが。台湾人らしき団体が来ていた、修学旅行には是非ここを訪れて欲しいものだ。画像は特攻前の兵士が過ごした復元された三角兵舎。

Mullerについて

■石臼挽き手打そば処
(ミュラー)
■代表
大橋 博也
■営業時間
[木~土] 11:30~14:00 17:30~21:00
[日] 11:30~14:00
■定休日
月曜日・火曜日・水曜日
■営業内容
飲食業・蕎麦
■所在地
京都市南区上鳥羽鍋ヶ淵町8-2
■TEL&FAX
075-682-6362
■メールでのお問い合せ
muller@almond.ocn.ne.jp